平成14年 3月1日

どうも私は大きな勘違いをしていたようです。

もう昨日になってしまいましたが出張所に国民年金と国民健康保険を支払いに云った折り、「新世紀東京アニメフェア21」の事が載っている東京都の広報紙があったのでもらってきたのですがそれにはこうあります。

曰く「アニメ関連産業の振興をはかるため、国内外から企業を誘致し、東京でアニメフェアを初めて開催します。(中略)アニメ関連産業の一層の発展を図ります。」(広報 東京都 第673号 平成14年(2002年)2月1日発行 「世界へと続く東京夢アニメ」より)

あのイベントはアニメのイベントではなくてアニメ「関連」産業のイベントだったのですね。
としたらなおさら問題が大きくなるのであります。

「関連」産業という言葉は本体であるアニメ業界そのものではなく「周辺」産業、というニュアンスがあります。
関連企業、関連団体、関連商品とか。

するとこういう理屈になります。「アニメーションそのものはどうでもよい。キャラクター商品や人気声優こそ日本が世界に誇るべき重要な産業である。」と。

だからといってアニメを食い物にしてる連中がそこで暮らしている人々とは無関係に権益を分割するために集まった会議のようなものだ、などと云うつもりはありません。
あ、云ってるか。

勿論、イベントの主催者はアニメ業界は確固としてあるものとして思っているのでしょう。ソフトとしてのアニメーションはほっといてもアニメ業界から湯水のようにわき出してくるものと思っているのでしょう。

このイベントがそのニュアンスの通りアニメ業界の為のものでなく関連産業の為のものだとしたら、また、その前提としてアニメーション本体をつくっている業界に対しそれをそのようなものとして扱うと云うことは、様々な問題を抱えているこのアニメ業界の現状を、それ特有の現象として承認し、固定化してしまう危険があるのではないでしょうか。(最大の問題点は作品が面白くないって事なんですけど。)担当者の認識は甘いと云わざるをえません。

とは云っても実際問題アニメなんておおかたの人にとって、あってもなくてもいいようなもんですからね。
ちょっとぶっちゃけ過ぎか。

でもまぁ、イベントやるとか、コメントするとか、やらなきゃならん局面に、アニメーションになんか、なんの興味のないその人が置かれたら「世界に誇る」とか「重要な産業」とか、威勢のいい言葉や美辞麗句を並べるしか方途はない、というのは、人情としては理解しますよ。

でもそのことによって我々に影響があるとしたら理解はしても反論は、せざるを得ないでしょう。

周辺か。
アニメーションって、どうして絵を動かす現場に、近づけば近づくほど儲からんのだろう。
例えばプロ野球で、選手が一番貧乏してるようなものではないのですかねぇ。


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