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平成14年 5月27日 久々に映画館に行って来ましたです。『けものの姫』すら見なかったというのにってこれは恥を告白してるだけっすね。切符を買うときは少々緊張しました。 原著を読んでいたこともあって『突入せよ!「あさま山荘事件」』を見てきたんですけどはっきり言って面白くなかったです。 一番期待してたモブシーンも大したことなかったし。それ故に大事件には見えなかったです。マイナーな立てこもり事件みたいで。 警察内の抗争に終始して、それは原著にあったものなんだけど結局演出家の意図としてそれがやりたかっただけなのかなぁなんて思ってしまいます。軽井沢行って、靴脱いで、寝て起きて飯食って、出勤して会議で怒鳴りあって、また宿舎で靴脱いでって感じで日々過ぎていってなんか訳わからないところに突入してまた怒鳴りあって、 おかげで犯人も人質も、最終的には戦死者もどっかにいっちゃって、ラストシーン見て、「で、なにかあったんですか?」って感じで。 まぁ、セリフで説明しすぎとかあらすじをなぞっただけとかそう云うことはここではおいておくことにします。 確かに原著には、笑ってしまうエピソードも多いのですがそれはあくまで、緊迫した場面では傍から見たら、若しくは後で考えたら笑ってしまうような事が起こってしまうものらしいということでありまた、佐々氏はユーモア好きだそうだから著書にそう云うエピソードも盛り込んだ訳であってそれが「あさま山荘事件」でまず語るべき事ではないとも思うのですが。 当時実際の事件のテレビ中継を全て見ていた人でも事件の経過はわからなかった筈で原著を読んでいない観客はこの映画によって事件の経過と警察の対応を初めて体系的に知ることになるわけでその意味でこの映画には「決定版」、実際のノルマンディー上陸作戦に対する映画『史上最大の作戦』のようなものを目指して欲しかったのですが。 それもこれも警察官を人間的に描いたって事らしいけど人間的と言うよりは単にガラが悪いだけにしか見えなくて、確かに荒くれ野郎共ではあるのでしょうが機動隊ってこんなに規律悪かったの?とかこんなんでよく勝てたなぁとか思いましたよ。 佐々氏の原著では機動隊員のプロ意識に感動したのですが。 警察官を人間的に、ってんならまんが版『機動警察パトレイバー』の方が数枚上です。とは言ってもそれは作り手がその「人間」なるものについてどう考えてるのかによって変わってくるので、『突入せよ!〜』は、演出家が「これが人間なんだ」って言えばそれで終わっちゃうんですけどね。 正直言ってテレビでやったこの映画の宣伝番組の方が余程面白く感動しましたです。劇映画と当事者のインタビューを比べちゃいかんけど。 しかし30年前ねぇ。『史上最大の作戦』が実際の作戦の18年後に制作されたことを考えてみたらこの30年というのはどうとらえたらいいんでしょうねぇ。その30年間、機動隊は極悪人ととらえられ続けていたってことなんでしょうかねぇ。 この映画で機動隊を少なくとも敵として描いていないという程度にはエンターテイメントであるとはいえるのですが。 普段、現行アニメをつまらないつまらないと言っているんですけどこの映画見たあとだと、ひょっとしてアニメって面白いかもって思いますです。 それから『プライベートライアン』のDVD、何度も見て飽きたなんて云ってるともったいないお化けが出ちゃうとも思いました。反省。 |