『がんばれ!!フルハシくん』雑感



 アニメーション研究会連合第29回合同自主上映会オープニングの39゜8´パートです。
テーマは「復活」でした。

 今となっては懐かしい思い出です。
 私にとって最後のフィルム作品となりました。 この頃にはもうそれまで使わせてもらっていたFORZA所有のZC−1000の、絞りかシャッターか、露光を制御する部分が、ほぼ制御不能になってしまって、撮影中、休憩して、再開したら明るさが変わってしまって後半すごく見づらくなってしまいました。でもその上映会に間に合わせるのには撮り直す暇がなかったのでそのまま提出しました。

 内容的には古橋様が39゜8´で復活して作品制作を再開するというものです。
爆発のパターンは、昔長谷川亮一が描いていた金田(様)爆発を、仕事中暇なときに何となくらくがきで描いてみたら描けたのでやってみました。しかしプロになって数年経ってやっと描けるようになった絵を高校生で描けてしまった長谷川って・・・。

 技術的には蛍光灯がつくところで、セルに油性マーカーで適当に塗った一枚の絵を1カラ1カラと置き換えただけでそれっぽく見えたのが収穫ですかね。その後、仕事でも(『セイントテール』)全くおんなじタイミングでやりました。仕事だとトーカ光で撮ってくれてSEがつくので更にそれっぽく見えました。

 スタッフに「佐々木孝withDQVI」とありますが、これはそれまでカメラがFORZA所有と云うこともあって佐々木様のアパートメントで撮影をさせてもらっていたのですがこの作品の撮影スケジュールがゲーム「DRAGON QUEST VI」の発売日の翌日になってしまって、撮影の方もぎりぎりだったので無理を言って場所だけ貸してもらい撮影をしたのですが、佐々木様はその後ろで「ドラクエ」をやっていたからということであります。

その節はご迷惑をおかけしました。

しかし佐々木様がゲームをやっているところを後ろから見て面白そうだったので私もついスーパーファミコンを買ってしまいました(笑)そのおかげで、当時プレステは既に持っていてそれからスーファミ、ファミコンと、遡ってやるというちょっと変わった経験をしましたです。


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