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この『11』というのは、アニメーション研究会連合第11回合同自主上映会のオープニングアニメの遊映研パートとして制作されたものです。作画に関しての習作は前作『長距離走者の孤独』でとりあえず一区切りと云うことで、この辺のオープニングからは彩色、切り抜き等仕上げの習作に入ってゆきます。 そんなわけで技術的には全く『星に願いを』で使ったものとおんなじです。 色鉛筆で塗る際力の入れ加減で影色にするとか、色トレス線を鉛筆でやるとか、肌色の影をマービーで塗るとか。 内容に関してですがこの作品をつくっていた頃は、それまでのなんと云いますか、「アニメごっこ」のような作り方とは違い、なにか「作品」と云えるようなものをつくってみたいと思っておりました。空や地面に色を塗った、つまり画面というものをつくってみようと思ったのも初めてですし(例によって手前をキャラが動いているカットでは全部の動画に色を塗ってます。)話にテーマやメッセージとまでは行かなくてもなにかそのようなものを入れてみたくもありましたし、作品に、展開とかも入れてみたくもありました。夢とも現実ともつかない過去の記憶、とか。今思うとかなりお手軽ではあるのですが。 この作品を上映した上映会ではこの『11』だけではなく随分と血が飛び交う作品があったようで(この回は私は受付担当としてずっと会場の外にいたので実際には見ていないので伝聞としてしか知らないのです。その頃は前日試写はありませんでしたし。)流行りものの作品の一部、といったところですかね。絵は流行とはかけ離れているのですが。 流行の絵がうまかった長谷川亮一を当時、「今キャラ」などといってからかっておりましたが、今考えると私は絵そのものに感動したことは、実はないのです。技術的にすごいと思うことはあるのですが。その辺がやはり絵のうまさというものにでてくるのでしょうか。 ところでこの作品にでてくる女の子は最後に11に指をかみ切られて「そんなわけでこの女の子には指が一本ないのです。」とテロップで出したのですが、この女の子をこの後、「指のない女の子」と称し、遊映研のイメージキャラクターにしようとしましたが定着しませんでした。この頃でしたか、アニ研連でもなにかイメージキャラクターをつくろうと云う話が一部で出て、私はこの女の子を押したのですが皆困ったような顔をしていました(笑)ついでに云えば『回転』に出てくる女の子も同じ人物です。 その後、『星に願いを』の主人公の女の子の設定をつくった時、どうも私のつくる女の子に五体満足な子はいないなと思ったのですが、考えてみると『Feather2』の女の子はあれだし『分裂』の女の子は波にさらわれていずれ死んでしまっただろうし、今つくっている『流浪の詩(假)』の主人公も頭が悪い設定だし、なんか女の子に恨みでもあるんですかね、私は。子供の頃いじめられたとか。いじめられたけど。 |